EC出荷代行の基本的な流れと注意点
EC事業者が出荷代行を検討するのは、たいてい「自分で梱包・発送していたら、本業の時間がなくなってきた」というタイミングです。月50件を超えたあたりから、出荷作業が一日の大半を占めるようになる方が多いようです。
出荷代行の基本的な流れ
EC出荷代行の基本的な流れは、商品を代行業者の倉庫に納品し、受注データを共有し、業者がピッキング・梱包・発送を行うというものです。受注データの連携方法は、CSVの手動アップロードから、ECプラットフォームとのAPI連携まで、業者によって異なります。
出荷後の追跡番号は、多くの場合、業者から荷主にデータで共有されます。顧客への発送通知メールを自動化しているEC事業者は、追跡番号の受け取り方法を事前に確認しておくと、移行がスムーズです。
- 商品を代行業者の倉庫に納品
- 受注データを業者に共有(CSV・API等)
- 業者がピッキング・梱包・発送
- 追跡番号を荷主にデータで共有
- 月次で出荷実績・在庫残数を報告
委託前に確認しておきたい3つのこと
まず確認したいのは、最低出荷件数の条件です。大手の代行業者は月間一定件数以上でないと受け付けないことがあります。月50〜200件程度の規模であれば、中小規模の物流会社の方が柔軟に対応してくれる場合があります。
次に、梱包資材の扱いです。自社ブランドの箱やテープを使いたい場合、それを倉庫に持ち込めるかどうかを確認してください。業者によっては標準資材のみ対応というケースもあります。
最後に、在庫の可視化方法です。リアルタイムで在庫数を確認できるポータルがあるか、月次レポートの形式はどうかを事前に確認しておくと、委託後の管理が楽になります。
移行期間の現実的な見通し
出荷代行への移行は、契約から実際の出荷開始まで、通常2〜4週間かかります。商品の倉庫への搬入、棚入れ、システム設定、テスト出荷という手順を踏むためです。
移行期間中は、自社出荷と代行出荷が並行する期間が生じることがあります。在庫の二重管理を避けるため、移行のタイミングは繁忙期を避けて設定するのが現実的です。
出荷代行は「任せれば終わり」ではなく、業者との情報共有が継続的に必要です。担当者との連絡がスムーズかどうかを、最初のやり取りで確認しておくことをお勧めします。